前提として、ブラックスペースのバジルについての記事を読んでおくといいかもしれません。ヘッドスペースに存在する魂はそれぞれが意思と記憶をもっている、という説に基づいています。
サニールートでレッドスペースへ到達すると、スタート画面がオモリとサニーで入れ替わっていくようになります。(タイミングはもしかしたら違うかも?)
彼らの人格は2つに分離した、別々なものだと考えています。
城の主の言葉
城の主の発言です。由来も謎で、話しかけたときに鳴る効果音があしながおじさんと同じ存在です。
アビーの追放後、地中に沈んた図書館があった場所に、スウィートハートの最も大きな願望を叶える場所をつくった存在。オモリルートでは主人公が持つ願望をあらわしたという、小さな部屋を生み出していました。
彼は主人公の魂が2つに分かれていることを告げています。
真実を知る2人のうちの1人であること
上の画像にある真実を知るうちの一人とはアビーのことだと思われます。枝サンゴの話によると最も賢明な者は夢見人の意思に反した行動を起こし、賢明さを奪われ、追放されています。そして特別な牢獄に閉じ込められたとあります。特別な牢獄にいる存在、真実を知っていた存在、サニーの記憶由来のアイテムを授けることができたアビー。
図書館にはサニーの記憶が書かれた本が多くあり、本棚を調べると書庫の管理人が昔亡くなったことを教えてくれます。最も賢明な者こそが書庫を管理する存在であり、それによって真実を知る立場にあったのだと思います。
息絶えたとあるものの存在を完全に消されたわけではないようです。消えた夢のバジルのように、別な世界に追放されたことを指すのかもしれません。実際、アビーは存在しています。
ヘッドスペースで死んだはずのナエモグじいやがブラックスペースに居たことから、ヘッドスペースでの死は、存在の消滅を指すわけではないのかもしれません。
そしてアビーではない、もう一人がオモリのことだと考えられるわけです。オモリが真実を知らなければ、誰もサニーに対し真実を隠すことができません。
夢の世界のバジルが写真を見つけたとき、ブラックスペースに生まれ変わらせるには真実を知っていなければ無理なはずです。
見える物が違う
オモリの時にスケッチブックを見ると不気味な絵が描かれています。しかしサニーの姿であそこに訪れた場合はほとんど白紙になっています。
さりげにティッシュの説明まで違っていました。
彼らは持っている記憶も感情も、見える物すらも違っています。
解離性人格障害のように、本当の人格が耐えきれない苦痛を代わりに引き受ける・・・、というだけの存在ではないのかもしれません。
人格がちがう
オモリはどの仲間であっても冷淡な反応をしています。サニーは現実で湖に飛び込み、バジルを助けようとしました。しかしオモリはブラックスペースでバジルを容赦なく殺してしまいます。
・・・サニーとは全く違う心情の持ち主に見えます。
そしてこのゲームにはもう一人、記憶や感情、見える物が違うという存在がいます。
また別な記事にします。
ーーー追記ーーー
記事作成しました。