この記事ではこれまでにまだ扱っていなかった、オーブリーについての考察をまとめています。
・「自分の気持ちに正直」という人物像について
・ムードレッカーの由来
・オモリとの畳みかけ技
以上の3つについての記事になります。
自分に正直な人
ヘッドスペースのバジルはオーブリーのことを「自分に正直で真っ直ぐな人」と表現しました。バジルの家でのサニーも「自分の気持ちに正直な人」であると言いました。
これらは具体的にオーブリーのどんな一面を指しているのでしょう。
雨の日の思い出
雨の日の思い出の場面。遅れてきたバジルは皆にペットロックの説明をしようとしていました。しかしオーブリーはその話に興味がなかったようです。オーブリーは飛び上がってはしゃぎながらバジルの話を遮り、レインコートの写真を撮ってほしいとお願いします。
こころよく撮影を引き受けたバジル。オーブリーは撮影が終わると、今度はサニーの感想が気になったようです。バジルの話は完全にどこかへいってしまっています。
ピンクが好きだと話すオーブリーに、ケルはピンクなんてキモいと言ってしまいました。好きな色をけなしたケルには容赦ない返しをします。
そして何かを思い出し、もう1度元気よく飛び跳ねたあと再びサニーに話しかけます。
その後サニーとバジルからピンクが似合うという返答を聞き、再びケルに言い返していました。
バジルの話を遮って写真を撮ってもらい、サニーの反応を気にしてケルに言い返すオーブリー。
この場面のオーブリーの行動を考えれば、
「自分の気持ちに正直で真っ直ぐな人」という表現があてはまるのではないでしょうか。
夢と現実
夢の世界のオーブリーはケルに対して率直な表現を使います。
上の画像と見比べてみると、現実のオーブリーも同じ表現を使っています。
オモリに対しても怒るときは怒ります。相手がオモリでも自分の気持ちに嘘ををついたりせず、率直に自分の思うことを伝えています。
こうしたことから夢の世界のオーブリーは4年前の彼女を探る上で、大いに参考にできると言って良いのではないかと思います。
また人によって大きく解釈が違う部分だと思いますが、ブラックスペースに現れたオーブリー達はどうだったでしょう。自分が遅刻した時のオーブリーはニコニコとしていましたが、オモリが遅刻したときのオーブリーはとても怒っていました。
「自分の気持ち」に対して正直な、とてもオーブリーらしい反応だったのではないでしょうか。
「自分に正直」とはオーブリーのこういった振る舞いそのものを表現しているのではないかと思います。
しかしオーブリーは気に入らない事があると誰にでも「自分の気持ちに正直」な対応をする、というわけではないと思います。
個性の価値は周囲との調和によって大きく変わっていくものです。
この部分については人間関係を掘り下げて考えると面白くなると思うので、次回の記事で一緒に触れていきたいと思います。
ムードレッカー
オーブリーのムードレッカーは、にこにこ状態の敵に大ダメージを与えるというスキルでした。このスキルの由来はケルとのやり取りからではないでしょうか。
海の思い出でもそうでしたが、オーブリーにちょっかいを掛ける時のケルはとても楽しそうです。
しかし雨の日の思い出ではオーブリーの辛辣な言葉の前に意気消沈しています。
にこにこ状態の相手に大ダメージ、あてはまるのはこうした二人のやり取りではないでしょうか。
バジルのアルバムを見るとその後のケルの元気な様子が確認できます。
さすが強い。
オモリとオーブリーの畳み掛け
現実のオーブリーはたまにチラリとサニーを仕草があります(マリの墓でのピクニック、ホビーズでのイベントなど)。そしてサニーがその視線に気づいた場合はなにやらもじもじとしていました。
このやり取りは、夢の世界のオモリとオーブリーの畳み掛けに似ているように感じます。4年前から彼女にはそうしたクセがあったのではないでしょうか。
記事が長くなるためグラジオラスや他の花に込められた意味についても、また次回の記事で触れていきたいと思います。